最近増えている病気に便秘症があります。

赤ちゃんは快便と言うイメージをお持ちかもしれませんが便秘の赤ちゃんは少なくありません。
はじめに赤ちゃんの便秘と乳児期以降の便秘は違うので分けてお話しします。

■赤ちゃんの便秘について

生後1ヵ月を過ぎると赤ちゃんは便の回数が減ってきます。
2、3日に1回まとめてたくさんの便が出て機嫌も良く体重も増えているなら便秘と考えなくても良いです。

赤ちゃんは胃腸も未熟で排便のペースが安定しにくいです。肉量も少ないのでいきむ力も弱く便秘を起こしやすいです。
1歳をすぎて一人歩きするようになり運動量も増えて筋肉量も増えて自然に軽快する場合があります!

家でのケアは綿棒で肛門を刺激して便を出す、入浴後お腹を大きく[の]字を描くようにマッサージをする、白湯等で不足した水分を補う、浣腸もクセにならないので自宅でされても大丈夫です。

もちろん浣腸を自宅でするのが不安なら小児科に来院されるのは大丈夫ですよ!気軽にご相談ください!

注意していただきたいのは、赤ちゃんは哺乳量が減っていて体重も増えていなく便秘になってしまう場合があります。この場合は受診をお勧めいたします。

・ぐったりして熱がある
・お腹が張って機嫌が悪く母乳ミルクを飲まないまた飲んでも嘔吐する
・排便時に出血がある
・1週間以上の便秘が何回も続く

このような場合は急いで受診をお願いします。

乳児期以降の便秘の話は次回にさせていただきます。