小児皮膚科
■お子様の皮膚トラブルでお悩みの親御さんへ
「うちの子の肌、どうしてこんなにカサカサなんだろう…」
「夜中に何度もかゆがって、親子ともに寝不足だ」
「この湿疹、人にうつるものだったらどうしよう?」
お子様の肌のトラブルは、親御さんにとって大きな心配の種ですよね。見た目の問題だけでなく、かゆみで機嫌が悪くなったり、夜泣きにつながったりと、お子様ご本人だけでなく、ご家族の生活の質(QOL)にも関わってきます。
大阪市西区の当院には、「小児皮膚科」として、乳幼児から学童期のお子様まで、様々な肌のお悩みを持つ親御さんが来院されます。
「このくらいで病院に行っていいのかな?」「何を塗ってあげたらいいの?」と迷ったら、どうぞお一人で悩まずにご相談ください。
当院は、お子様お一人おひとりの皮膚の状態と、親御さんのご不安に真摯に寄り添い、わかりやすい説明と丁寧な治療を心がけています。一緒に大切なお子様の健やかな肌を取り戻しましょう。
■皮膚トラブル、アトピー治療に力を入れています
当院は、お子様のアトピー性皮膚炎をはじめとする慢性的な皮膚疾患の治療に特に力を入れております。
アトピー性皮膚炎の治療は、ただ症状を抑えるだけでなく、「再発を防ぎ、コントロールしていくこと」が重要です。最新の治療法であるデュピクセント(注射薬)の導入や、保湿指導、アレルギー検査など、多角的なアプローチでお子様の肌を守ります。大阪市西区でアトピー治療にお悩みなら、ぜひご相談ください。
■小児皮膚科で扱う主な疾患・症状
アトピー性皮膚炎
疾患説明
慢性的に「良くなったり、悪くなったり」を繰り返す、かゆみのある湿疹です。皮膚のバリア機能が低下しているため、アレルゲンや刺激物が侵入しやすく、炎症が起こりやすい状態です。遺伝的な要因や環境要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。
特に大阪市のような都市部では、環境の変化やストレスも影響することがあります。
治療方法
治療の基本は、下記の3つです。
- 適切なスキンケア(保湿)
- 薬物療法(炎症を抑える)
- 悪化因子の対策
炎症が強い時期はステロイド外用薬や軟膏などで炎症をしっかり抑え、落ち着いたら保湿剤でバリア機能を維持します。
従来の治療(外用薬など)で十分な効果が得られない重症患者様に対し、新しいタイプの注射薬であるデュピクセント(生物学的製剤)による治療も行っています。
デュピクセントの詳細はこちらのページをご覧ください。
生活上の注意点
- 保湿を継続して行う
- 汗や汚れを放置せず、ぬるめのお湯で優しく洗い流す
- 爪は短く切り、かきむしりによる悪化を防ぐ
- 室内の掃除や寝具の清潔を保ち、乾燥やダニなどの悪化因子を取り除く
このようなことが大切です。
乳児湿疹・おむつかぶれ
疾患説明
乳児湿疹とは生後数週間~数ヶ月の赤ちゃんにできる湿疹で、皮脂の分泌が多いことなどが原因で起こります。顔や頭によく見られます。
おむつかぶれとは、おむつが当たる部分が、尿や便、摩擦、蒸れなどによって赤くただれてしまう炎症です。
治療方法
炎症を抑える弱いステロイド外用薬や、非ステロイド外用薬を使用します。かぶれの場合は、亜鉛華軟膏などの保護剤を併用することが多いです。
生活上の注意点
清潔と乾燥対策が重要です。おむつはこまめに替え、汚れたらぬるま湯で洗い流すなど、優しく清潔に保つこと。また、皮膚の状態に応じて保湿も欠かせません。
とびひ(伝染性膿痂疹)
疾患説明
細菌(主に黄色ブドウ球菌や溶連菌)が皮膚の傷などから感染して起こる病気です。
水ぶくれや、かさぶたができ、それが掻き壊しなどによって全身に火事のように広がることから「とびひ」と呼ばれます。
人にうつるため、早期の治療が必要です。
治療方法
主に細菌を殺す抗菌薬の内服と外用薬による治療を行います。
症状が軽ければ外用薬のみで治ることもあります。
生活上の注意点
最も大切なのは、病変部を触ったり、かきむしったりしないことです。患部はガーゼなどで覆い、他の人にうつさないように注意が必要です。プールは原則禁止となります。
水いぼ(伝染性軟属腫)
疾患説明
ポックスウイルスの感染によって、皮膚に小さく光沢のあるドーム状のイボができます。掻き壊しなどによって広がり、人にうつることもあります。
治療方法
自然に治ることもありますが、数ヶ月~数年かかることがあります。
ひっかかないように外用薬を塗っていただきます。
場合によっては、医師と相談の上、専用のピンセットで水いぼを一つひとつ取り除く摘除(そくじょ)を主に行います。痛みを和らげる麻酔テープの使用も可能です。
生活上の注意点
タオルやバスタオルの共用は避けること。肌と肌が直接触れ合うことでうつるため、プールは病変部を覆うなどの対策が必要です。
あせも(汗疹)・かぶれ
疾患説明
あせもとは大量の汗をかき、汗腺が詰まることで皮膚の中に汗が溜まり、炎症を起こすものです。特に大阪市の夏場は注意が必要です。
かぶれ(接触皮膚炎)とは、特定の物質(金属、植物、洗剤など)が皮膚に触れることで炎症が起こるアレルギー反応または刺激性の炎症です。
治療方法
あせもは、まず皮膚を冷やし清潔にすることが大切です。炎症が強い場合は、ステロイド外用薬などを使用します。
かぶれは、原因物質を特定し、それを避けることが最優先です。炎症に対してステロイド外用薬を使います。
生活上の注意点
あせもは、汗をかいたらこまめにシャワーを浴びるか、濡れたタオルで拭き取り、通気性の良い服装を心がけましょう。
かぶれは、原因に触れないように注意しましょう。
■当院の小児皮膚科の特長・治療方針
大阪市西区で地域の皆様の肌の健康を支えるクリニックとして、当院ではお子様の皮膚疾患に対して、以下の特長と方針を持って治療にあたっています。
- ①最新の治療(デュピクセント)を取り入れたアトピー治療
- 重症のアトピー性皮膚炎に対し、従来の治療で効果が不十分なお子様には、新しい治療薬であるデュピクセントによる治療をご提案できます。
専門知識を持つ医師が、治療のメリット・デメリットを丁寧に説明し、一人ひとりに合った治療を提供します。
- ②「治す」ためのスキンケア指導に注力
- 皮膚トラブルの治療において、薬物療法と並んで重要なのが保湿を中心としたスキンケアです。
当院では、薬の塗り方や保湿剤の選び方、お風呂の入り方など、ご家庭で実践しやすい、具体的な指導に力を入れています。適切なスキンケアで、肌のバリア機能を高め、再発しにくい肌を目指します。
- ③痛みの少ないアレルギー検査「サイリス」(View39アレルギー検査)
- アトピー性皮膚炎やじんましんの原因となるアレルゲンを特定するため、サイリスという注射針を使わないアレルギー検査を行っています。
注射が苦手なお子様でも、指先からのわずかな採血で45種類のアレルゲンを調べることができます。原因を知ることで、より効果的な生活指導と治療計画を立てることができます。
■よくあるご質問
- 子どもが夜中にかゆがって眠れません。どうしたらいいですか?
- まずは保湿剤や、医師から処方されたかゆみ止め(抗ヒスタミン薬)を適切に使いましょう。炎症がある場合は、ステロイド外用薬でしっかり炎症を抑えることが、かゆみ対策に直結します。応急処置として患部を冷やすことも有効です。保冷剤をタオルで巻いて患部に当ててください。
また、寝室の温度や湿度を快適に保つ(乾燥させない)ことも重要です。強いかゆみが続く場合は、皮膚の状態が悪化しているサインですので、早めに受診してください。
- とびひ(伝染性膿痂疹)の場合、保育園や幼稚園は休ませるべきですか?
- とびひはうつる病気ですが、基本的には病変部をガーゼや包帯で完全に覆っていれば登園・登校が可能です。しかし、ジュクジュクとした液が出ていたり、広範囲に広がっている場合は、感染拡大を防ぐためにお休みを検討する必要があります。登園・登校の目安については、診察時に詳しくお伝えします。
- 水いぼ(伝染性軟属腫)は必ず取らないといけないのでしょうか?
- 水いぼは、数ヶ月から数年で自然に治ることが多いです。しかし、かきむしって増えてしまう、他の人にうつしてしまう、皮膚炎を併発するなどの問題があるため、治療をご提案することがあります。当院では、お子様の年齢やイボの数、親御さんのご希望を伺い、摘除を行うか、自然治癒を待つかを一緒に判断します。

