ドロップスクリーン
- ● このようなお悩みありませんか?
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- 子供が注射を嫌がりアレルギー検査ができない
- 子供の喘息やアレルギー性鼻炎が心配
- 両親にアレルギー性鼻炎や喘息、アトピーがあり子供のアレルギー体質が心配な方
このような方の不安を解消するため、この度うえだ小児科では、注射を使わずに食物アレルギーを含め41種類のアレルギー検査が出来る機器、「ドロップスクリーン」を導入いたしました!
- ● ドロップスクリーンの特徴
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- 注射器を使わずに調べることができます!
- そのため、0歳のお子さまでも簡単に検査可能!
- 食物アレルギーを含む、41項目のアレルゲンを調べることができます!
- 特定原材料である鶏卵、牛乳、小麦、ソバ、ピーナッツ、エビ、カニなどを調べることができます!
- 保険適用されます!(3割負担の方で4,290円となります)
※気になる症状が全くない、親御さんもアレルギーがないときなどのスクリーニング目的の検査は保険適用にはなりません。
※食物アレルギーを調べたい方へ
食物アレルギーは経口付加試験といって少量食べてみないと確定診断ができませんので、ドロップスクリーンの結果で陽性が出た際は、検査ができる専門施設に紹介します。
陰性だった場合でも、絶対に大丈夫とは言えず、もし食べて症状があるようなら、専門施設での検査を行っていただきます。○ ドロップスクリーンで調べることのできるアレルゲン
- ● ドロップスクリーン 受診の流れ
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1. 通常の診療と同じように一般の診療(順番予約)で順番をお取りのうえお越しください。
2. 指先から採血し検査を行います。
※注射器は使わず、1滴の採血で検査が可能です!3-1. 当日に結果を知りたい方はお待ちいただきます。
※検査結果が出るまで1名につき30分かかるため、希望者が集中した場合、それ以上お待ちいただくことがございます。3-2. 検査結果が後日で良い方は翌診療日以降に順番予約をお取りになって受診してください。
- ● アレルギーとは?
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私たちの身体には、細菌やウイルスなどの感染性微生物や異物が入ってきたときに体内に「抗体」をつくり、外敵から身を守ろうと攻撃する「免疫」という仕組みが働くようになっています。
しかし、食べ物や花粉などの私たちの身体に害を与えない物質であっても「有害な物質だ」と免疫が過剰に反応してしまい、アレルギー反応を引き起こしてしまうことがあります。
アレルギー反応が起こると、軽いものだと涙目や眼のかゆみ、鼻水、皮膚のかゆみや発疹、くしゃみなどが起こり、発熱、喘息、皮膚炎、蕁麻疹など症状は多岐にわたります。
またアレルギー反応のうちアナフィラキシーショックなどと呼ばれる生命を脅かす恐ろしい症状を引きおこすこともあります。
アレルギーに反応する体質であることが分かった場合、何が悪化因子であるかを知り、アレルゲンとの接触を避けるように環境を整えることでアレルギーの発症を予防することができ、症状を軽くすることができるので、あらかじめ検査を行い、アレルギーの有無を調べることは重要です。
- ● 吸入性アレルギーとは?
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空気中に飛んでいる原因物質を吸い込むことで起きるアレルギー反応のことを「吸入性アレルギー」と言います。
世間一般によく知られている吸入性アレルギーは花粉症です。
また一見相関がないように感じる喘息もアレルギー反応の一種です。
実は花粉症も喘息も症状が起きている場所が鼻か気管かの違いがあるだけで起こっているアレルギー反応は同じなのです。花粉症をそのままにしてしまうことで喘息が悪化することもあります。
喘息がひどい発作になるまで放置してしまうと命に関わるので要注意です。
たかが鼻水、咳と放置しないことが大切です。 - ● 食べ物アレルギーについて
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通常食べ物は異物として認識しないようにする仕組みが働き、免疫反応を起こさず栄養源として消化、吸収するのですが、免疫反応を調節する仕組みになんらかの問題があったり、消化、吸収機能が未熟なことで食べ物を異物として認識してしまうことがあります。
食べ物アレルギーが花粉症等の吸引系のアレルギーとは異なる点、それは「怖い」ということです。
アレルゲンとなる食べ物を食べてしまうと、腸から吸収されたアレルゲンが血液にのって全身に運ばれるため、体内の様々な部位症状が現れます。
そのため食べ物アレルギーは食べてしまった後、急に命にかかわるショック状態になることがあるのです。また最近、口腔アレルギー症候群というやっかいなアレルギー反応が発見されました。
これは新しい食べ物アレルギーで幼児・学童・成人に認められます。
成人の女性に多いとされていますが、原因抗原としては果物(キウイ・メロン・モモ・パイナップル・リンゴ等)あるいは野菜といった身近な食べ物によって引き起こされます。
口腔内の症状が多いのですが、死に至るショック症状を引き起こすこともあります。 - ● いまや国民の3人に1人は何らかのアレルギーを持っていると言われています。
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アレルギーの中でも特に食物アレルギーは平成7年から急増しています。
中でも子どものアレルギーは増加傾向が高く、平成16年の2.6%から平成25年では4.5%とほぼ倍になっており、乳幼児はさらに多く、1歳未満では約10%が食物アレルギーを多く発症しているのが現状です。
また最近では残念なことにアレルギー源となる食べ物が以前では見られなかった果物・野菜・イモ類などと多岐にわたっています。また花粉症やアレルギー性鼻炎が2才以下で見つかることも珍しいことではありません。
ただし単に鼻水やくしゃみ、鼻づまりがあるからと言って即花粉症・・・というには早すぎます。季節の変わり目や急な冷え込みで鼻かぜをひいているだけの場合もあります。お子さんが小さいうちに正しくアレルギー検査を行うことで症状を軽減したり、発症を予防することができます。
身体への負担が少ない当院のドロップスクリーンでの検査をぜひ一度ご検討ください。 - ● 院長からのメッセージ
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この検査では注射をせずに22種類の食べ物アレルギーと19種類の花粉症を始めとした吸引系のアレルギーがわかります。
アレルギーは原因がわからなければ対処をすることはできません。
鼻かぜと思っていたら実はアレルギーだった・・なんてことは珍しいことではありません。また食事をしていたらブツブツが出たけどどの食べ物が原因か分からないこともあるかと思います。この検査を用いると22種類のアレルギーを特定していくことができます。
お子さんがまだ小さいうちに調べることで、これからの長い人生で対策できるようにしてあげることはとても重要です。