
待望のアトピー治療 デュピクセント
- ● アトピーで苦しむ子供さん、親御さんにお勧めしたい治療です
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2023年9月よりデュピクセントは生後6ヶ月からのアトピー性皮膚炎患者さまに投与が可能になりました!
成人のアトピー性皮膚炎に対し非常に効果があり、小児適応の拡大を待ち望んでいました。
当院でも昨年導入し、効果や安全性を実感しています。デュピクセントは従来の治療法では十分な効果が得られなかった小児アトピー性皮膚炎患者さんに対して効果が期待でき、アトピーで苦しんでいる患者さんにお勧めしたい治療です。
「デュピクセント」は2018年に登場した皮下注射の治療薬でサイトカインといわれる炎症を引き起こす原因物質に働きかけ、炎症やかゆみを抑えたり、皮膚のバリア機能を守ってくれます。
- ● このようなお悩みをお持ちの方にお勧めです
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- かゆみがひどくて、子どもが夜ぐっすり眠れない
- ステロイドをずっと使い続けるのが不安
- いろいろな薬を試したけど、なかなか良くならない
- アトピーに邪魔されずに青春を過ごしてほしい
このようなお悩みをお持ちの方に、「デュピクセント」がお勧めです!
- ● デュピクセントの特徴
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- 早い段階でかゆみが和らぎ、夜ぐっすり眠れるようになる。
- 湿疹が軽くなり、皮膚の炎症を改善できます。
- ステロイド外用薬と比べ、副作用が少なく、長期的に使用できます。
- ● 治療費について
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成人の場合、治療費が高い治療なので治療費が負担になりますが、
小児医療費助成が適用となりますので、少ない負担で治療を受けることができます。 - ● デュピクセント 受診の流れ
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①まずは予約をお取りいただき診察にお越しください。
②これまでの治療歴や症状の確認を行い、デュピクセントが保険適応になるか判断いたします。
③その後、デュピクセントの投与スケジュールや副作用の説明をいたします。
- どのくらいの頻度で注射をするのか
- 効果が出るまでの期間や期待できる変化
- 副作用のリスクや注意点(特に目の症状など)
これらを詳しくご説明いたします。
④投与開始
小児の場合、投与の頻度と投与量は、年齢と体重によって変わってきます。
体重により、- 投与量:300mg投与or200mg投与
- 頻度:1ヶ月ごと注射or2週間ごと
- 初回投与:1本打つか、2本打つか
変わってきます。
患者さんのご希望に沿いますが、1ヵ月ごとの場合ですと院内で注射、2週間ごとですとご自宅で注射していただくことが多いです。※デュピクセントは継続的な使用が大切な薬です。症状が改善しても、自己判断で使用をやめると再発のリスクがあります。必ず医師の指示に従い、適切なスケジュールで治療を続けることが大切です。
※デュピクセントの副作用として、結膜炎や目のかゆみが報告されています。充血や異常を感じたら、放置せずに眼科を受診しましょう。早めの対処で症状を軽減できます。
- ● 院長からのメッセージ
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アトピー性皮膚炎は、強いかゆみや肌の炎症が続くこと自体が症状ですが、その症状に加え、日常生活や睡眠に大きな影響を及ぼします。
子供さんにおいては、大きくなるにつれてコンプレックスになったり、外出するのが億劫になったりすることもあり大切な青春時代を邪魔する要因となります。
また子供さんの症状が重い場合、ご家族の方も心を痛めていることと思います。当院では、これまでの治療で十分な効果が得られなかった方に、新しい選択肢としてデュピクセントをご提案しています。この治療は、かゆみを抑え、皮膚の状態を改善することで、患者さんの生活の質を向上させることが期待できます。
まずはお気軽にご相談ください。一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を、一緒に考えていきましょう。